第1試合 宝殿中vs.神戸市立王塚台中 2-2引き分け
第2試合 鹿島中vs.神戸市立王塚台中 1-1引き分け
第3試合 宝殿中vs.鹿島中 3-0宝殿中勝利
でした。
第1試合、第2試合は、共に王塚台中が、そつが無い攻撃、守備で先制、共に7回表まで0行進、しかし7回表に同点にして引き分ける、といった試合でした。
何となく王塚台中のペースで試合が早く進行し、ぎりぎりの7回で漸く踏みとどまるという、王塚台中の催眠戦法というのでしょうか、この様な相手のペースに引きづり込まれると、何も手立てを講ずることなく、気付いたら負けてた、という事が、今後はあるかもしれません。
Picasa写真ギャラリー 2011/5/21 王塚台中戦 記録写真
野球は、攻撃(得点を奪う回)と守備(相手の攻撃を押さえる回)が交互に与えられて進行するゲームですが、それぞれのゲームは、
①攻撃・守備ともに主導権を手中においてゲームを支配し勝利する
②拮抗したゲームにおいては、ゲームの主導権が双方に行ったり来たりする
③相手に主導権を握られ、苦しいゲームを強いられる
という3パターンに当てはめられると思います。
①について、注意しなければいけないのは、『油断』『過信』『おごり』です。そういうものに支配されると、格下のチームに足をすくわれるという、まさかの結果を招く恐れがあります。
②③については、これまでチームが取り組んできた『戦いのスタイル』を貫き、『耐える』『しのぐ』『勝機を逃さない』で勝利を引き込む。これにはチームが一丸となって、一朶となって、戦う事が求められます。
例えば、『強』『剛』の相手に対して、『心を平静に保ち隙を作らない』『互いにカバーする』『チャンスを繋いでものにする』という、『柔軟』『連携』『信頼』が、『盾』となり『槍』となります。
第3試合、市内の豪腕チーム、宝殿中との最後となるであろう練習試合を行いました。
初回にオーバーフォンスのホームランで1点
4回、何でもないゴロの送球ミスと捕球ミスが重なり1点
7回、三本間の挟殺プレーで、本塁側ですり抜けられ1点
と3点を取られました。
Picasa写真ギャラリー 2011/5/21 宝殿中戦 記録写真
ホームランは素晴らしかった、中学野球の試合でオーバーフォンスが観られる事は中々ないので興奮しました。でも、同様に打たれた側の選手達も『凄い』と感嘆したらいいのです。今後、高校や大学、社会人、そして夢のプロ野球で試合をする事になれば、ホームランは衝突事故、常にあり得る事なのです。
ホームランは逆に試合を仕切り直してくれます。新たな気持ちで次打者に迎えばいい、その位の心持ちで丁度良いと思います。
但し、軽率なプレーや、セオリー通りの守備(例えば三本間の挟殺の場合は三塁側で刺殺すべく追い込む)・基本を疎かにしては勝てる試合も落としてしまいます。
こちらは、潜在意識に植え付け、当たり前に出来る様、それまではひたすら意識して、常に心掛けて練習で取り組まねばなりません。
今日は、宝殿中に完敗でした。でもそれは力量の差ではなく、ホームランによって動揺し、また軽率なミス、セオリーに反した守備が敗因です。
最後の中体連までに、以上の課題を、それぞれが克服のテーマとして練習に打ち込み、一朶の鹿島中野球チームとして、再び、そして最後の戦いを宝殿中に挑もう。
選手諸君、君たちには、一つ一つの試合に、心身共に完全燃焼し、そしてひたすら前を向いて、上を向いて、確かな歩みを刻んで欲しいと思います。
父母として、一つ一つの試合が終わる度に、次の試合が愛おしくなります。君たちもきっと同じ気持ちではないかと思います。これからの一戦一戦、チームメイトとの『絆』『信頼』『友情』を高めあって、最高の中学野球のエンディングを描いて下さい。
君たちがどんなフィナーレを飾ってくれるか、大いに楽しみにしています。
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