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映画『オッペンハイマー』を観ました。

”nearly zero(ほぼゼロ)” 先週、映画『オッペンハイマー』を観てきました。期待に違わぬ、クリストファー・ノーランの映画でした。 ノーランは、オッペンハイマーという人物の上昇と転落の物語を通じて、科学者の、もっといえば人間の、探究欲や嫉妬心にはブレーキが利かないという、...

2019年3月22日金曜日

イチロー、ありがとう

イチローが、引退しましたね。
オープニングの東京ドーム2ゲームで、結果を出して、きっと今年もイチローのプレーが観られると信じていました。イチローは、これまでいつも、こういう場面で結果を出し続けてきたからです。
でも、引退記者会見を見て、一年前、マリナーズのユニフォームを着た時から、これが規制路線であったのですね。イチローが、一番誇りに思うと語ったことが、この一年、コーチでもなくプレーヤーでもない、これまでだれも経験したことのない特別な立場でチームに帯同しながら、チームを見守り、変わらぬ準備を続けてきたことでした。このメンタリティーを継続し続けられたのは、ただ野球を始めたばかりの少年の様に、純粋に「野球が好きだから」であったのだと想像します。
イチローは、人望がないから監督はない、なんて茶目っ気たっぷりに語っていましたが、一切の妥協がないイチローの変わらぬ姿勢は、とくに若いプレーヤーには、フレンドリーな野球の親方、憧れ、手本であったと思いますし、それはこれからも色褪せることはないと思います。イチローのことだから、これからも準備し続けるのだと思います。

8回裏、名前をコールされたイチローが、エリア51から一人ダッグアウトに向かい、チームメート一人ひとりの抱擁し、そして控え室に消えていくシーン、
そして、4万人のカーテンコールに呼応し、再びフィールドに姿を現したイチローが、万雷の拍手の中を歩く姿は、決して忘れないだろうと思います。

ひとりのファンとして、ただ、ありがとう、をおくりたいと思います。

イチロー、ありがとう





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