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差別の天秤

「愛を読む人」という約10年前公開の映画の、他の方が書いた映画評を読みました。 そこには私が考え及ばなかった、ハンナが隠し通した秘密についての考察が書かれいました。ハンナは文盲でした。そして、その事実を生涯隠し通しました。それは何故かです。 映画か原作小説の序章で、ハンナの...

2015年3月22日日曜日

ホームコメディドラマ?「花燃ゆ」

今夜の「花燃ゆ」は、久坂玄瑞と杉文との婚礼のシーンで始まりましたね。
大河ドラマとは思えない、ホームコメディの間合いで掛け合いがありました。
今大河ドラマは、「幕末学園ドラマ」という触れ込みがありましたが、松下村塾の塾生に握り飯を運んでくる文さんの「ごはんですよ~」という掛け声が「時間ですよ~」に聞こえてきて、大昔のお化け番組(化け物が出るわけではありません、ムチャクチャ人気があったという意味です)ドラマ「時間ですよ~」を思い出しました。

また、結婚して杉家に住む事になった久坂玄瑞に、杉家一同での食事のシーンで吉田寅次郞が掛けた言葉(私の聞き違いかもしれませんが)にビックリしました。
「(杉家に住む事になって)塾まで10分と掛からないではないか」の
”10分と掛からない”
幕末の時間の単位はどうであったのだろうか?と疑問が湧きました。
でも、あらためて考えてみますと、視聴者に分かりやすいセリフ表現だったのですね、それで現代の時間単位を使ったのだろうと推察します。

ただ、やたらと”あなたの志は何か”というセリフが耳に残り、なにやら”志”が安売りされているように思えます。

まぁ、でも仕方がないなぁとも思います。
このシーンの史実の記録は、どこにもないのですからね。
しばらくは、あまりの逸脱がないことを祈りながら、ホームコメディドラマとして楽しみたいと思います。

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