播磨の国ブログ検索

風に立つライオン

 お願いだから幸せになってください。 2015年に公開された日本映画「風に立つライオン」を観ました。 アフリカ、ケニアの風土病を研究する長崎大学の現地研究所に二年の任期で赴任した日本人医師が、赤十字の要請で短期間、ケニア・ロキチョキオにある赤十字戦傷病院に医師して派遣されます。 ...

2014年6月24日火曜日

嘘つき罪

誰もが「嘘をつくな!」と指導する。
私たちは子供の頃から悪さをして叱られる時「嘘をつくな!」と叱られ
大人になっても問題を起こした時「嘘をつくな!」と責められる。
正直でなければならない、嘘をついてはならない、それが建前の社会で生きています。

嘘には、「嘘から出た誠」もあるでしょうし、「誠から出た嘘」もあるでしょう。ですがそんな嘘でも、嘘をついた者の心には苦みが残ると想像します。それが良識だと思います。

しかし、良識の欠片もない嘘もあります。保身や謀略のためにつく嘘です。しかし、そんな嘘がばれても、明示な罰がないのも実情です。
ですから私たちはそういうやからをさらし者にしようとする。身内も敵も傍観者であった者も、みんなで「嘘をつき、そして嘘がばれた者」を非難し責めて、身代わり、見せしめにするのです。それは「嘘がばれた者」へのあざけりでしかなく、幕引きの儀式にみえてなりません。

罪を憎んで人を憎まず、
「嘘をつく」行為に、明示な罰がないことが問題なのだと思います。
ですから「嘘つき罪」を提唱します。嘘とつく、という行為に対し、あらかじめ明示な罰を設定しておくのです。罰とは、社会的制裁です。罰は、罪を起こさない抑止とならなければいけません。

0 件のコメント:

コメントを投稿