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映画『オッペンハイマー』を観ました。

”nearly zero(ほぼゼロ)” 先週、映画『オッペンハイマー』を観てきました。期待に違わぬ、クリストファー・ノーランの映画でした。 ノーランは、オッペンハイマーという人物の上昇と転落の物語を通じて、科学者の、もっといえば人間の、探究欲や嫉妬心にはブレーキが利かないという、...

2012年7月30日月曜日

フランスF2、今朝のニュース


NHKBS1のワールドWaveでフランスF2のニュースを見ました。
ニュースの項目は次の5つでした。
1.幼い少年が母親の目の前で酔っ払いドライバーに殺されました。
2.マルセイユで不良グループの抗争があり、有名な若者がマシンガンで殺されました。
3.山岳地域で山火事の危険が迫っています。
4.シリアで国軍と自由シリア軍の抗争が激化しています。
5.マリでアルカイダの脅威が強まっています。

『少年が酔っ払いに殺されました。』
フランスも、夏になって飲酒や麻薬に溺れた若者による凶悪事件が社会問題となっている様子です。でも報道の仕方が違っていました。被害者の扱いです。
日本では、『事故に遭い、死亡』と客観的に報道するところを
『殺されました。』と主観的に断定的に報道していました。
日本で社会問題となる『いじめによる自殺』、フランスではどのように報道されるのか、気になりました。

『マルセイユで不良グループの抗争』
場所はマルセイユ、フランス映画『ボルサリーノ』、アメリカ映画『フレンチ・コネクション』で舞台となった南仏の港町です。どちらの映画もフランスマフィアの残酷さを描いた映画で、マルセイユは貿易港という豊かさ溢れる町という印象とともに、マシンガン殺人と麻薬が溢れた恐ろしい町という印象を持っていました。
若者達の不良グループの抗争は今年に入り十数件にもおよび、七月に入って抗争は激化している、という内容でした。そして今回殺害されたのは、とても名の知れた若き暗黒会のリーダーでした。
映画『ボルサリーノ』は、フランスが生んだ二大スター、ジャン・ポール・ベルモントとアラン・ドロンが若きチンピラを演じ、マルセイユを舞台にマフィアの世界をのしあがっていく物語です。映画のラストはとても印象的で、『友はいらない、王は1人でいい』、といった乾いた若きマフィアの恐ろしさを残して終わります。
マルセイユは今もマフィアの町なのだなぁという印象を覚えました。

『山岳地域で山火事の危険』
フランス中部の山岳地域ではこの2ヶ月ばかり全く雨が降らず、そして30度を超す乾いた猛暑が続き、いつ大変な山火事が発生してもおかしくない事態だそうです。そして山岳地域は、人の不始末による出火を防止するため立ち入り禁止となり、また消防隊が出火を監視しているという内容でした。
この時期の大変な山火事のニュースといえば、アメリカ西海岸で発生した山火事ニュースが印象的ですが、ヨーロッパも乾いているのか、という強い印象を覚えました。

『シリア内戦』
シリアでは大統領が暴君となって、市民を無差別に殺害しています。ミサイルや攻撃ヘリコプターで町を破壊し、陸上部隊が重火器やナイフで町に展開し市民を根絶やしするが如くに殺害して回ります。
何故にこのような地獄に陥ったのか、また何故にヨーロッパもアメリカも誰も介入しないのか、不思議でなりません。でもフランスメディアは博愛と自由主義の兵士となって、銃ではなくペンを持って地獄に入り、命がけの現地レポートを繰り広げていました。

『マリでアルカイダの脅威』
昨年、アルカイダの最高指導者であったウサマビン・ラディンが米軍特殊部隊に殺害された後、日本では数々の内政問題から、まるで消え失せた脅威の様になっていたアルカイダでしたが、ニュースによると西アフリカのマリでその勢力を拡大しているという報道でした。中東、西アジアで芽吹き世界的脅威となったアルカイダの思想がアフリカの大地に根付けば、今度はアフリカが拠点となってヨーロッパ、アメリカそしてアジアでジハード(聖戦)が繰り広げられるだろうと結ばれていました。

NHKBS1のワールドWave、世界の今日を知る貴重なニュースソースでありました。

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