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”nearly zero(ほぼゼロ)” 先週、映画『オッペンハイマー』を観てきました。期待に違わぬ、クリストファー・ノーランの映画でした。 ノーランは、オッペンハイマーという人物の上昇と転落の物語を通じて、科学者の、もっといえば人間の、探究欲や嫉妬心にはブレーキが利かないという、...

2011年5月14日土曜日

『蓮舫氏「真摯に反省」 節電担当相として知名度生かせず』の記事に対して論評

asahi.com 政治面記事から-
「真摯(しんし)に反省したい」――。蓮舫節電啓発担当相は13日の記者会見で、担当相に就任して2カ月が過ぎたものの、知名度の高さを啓発活動に生かし切れていないことに反省の弁を述べた。

蓮舫氏は東日本大震災直後の3月13日、担当相に就任。当初は石原慎太郎・東京都知事と会談して節電への協力を要請するなどしたが、最近は存在感が薄い。

蓮舫氏はいま消費者担当相として集団食中毒事件の対応に追われるが、この日の会見で「(知名度が)強く生かされていない」と認め、電力需要が増える夏に向けて「積極的に出ていって(節電を)訴えたい」と述べた。(三輪さち子)

また、同記事は『存在感の無い蓮舫節電担当相、首相の思いつき人事の犠牲者に』という辛辣でネガティブな見出しを掲げた新聞(産経ニュース)もありました。


私も、この記事を読むまで蓮舫議員が節電啓発担当相を兼務されていた事、知りませんでした。二ヶ月前とすれば、震災直後です。菅内閣としては速い一手と言ってもよいのではと思います。
しかし、震災復興、原発問題は遅々として進まず、震災から1ヶ月が過ぎ、喪が明けたように、それまで傍観者であった野党自民党や公明党、そして民主党内部の反菅グループ(というよりも小沢グループ)が一斉に管内閣の倒閣を訴えます。彼らは誰のために、バッチをつけ国会にいるのでしょうか。
日本の未曾有の危機において、目的とするところは、早期の復興の目処を立てる事です。その為に、持てる力を総動員して現管内閣を支える事が、国民への奉仕です。
菅内閣も人材不足は否めず猫の手も借りたい状況でしょう。管内閣が国会で震災復興の為に大連合を組みたいと各野党に申し入れても、拒否される始末、あなた方は誰の為に、誰の利益の為に存在しているのか、もっとシンプルに考えて欲しい思います。


さて、蓮舫議員の節電啓発担当の役割ですが、これからです。昨日のTwitterへの書込をみると要旨がまとまり、これから『節電啓発』スキームを具体的に公表し、国民に賛同願うと書かれていました。

今日の新聞に、『行政機関にて今夏は、スーパー・クールビス導入』という記事がありました。

蓮舫議員の役割は、今回の地震の一時的な措置と見なさず、日本で生活する、仕事をするスタイルを一新する、デザインを一新するという大変意義のある仕事と見なす事が出来ます。

日本の夏は、高温多湿で、もともとスーツ文化にそぐわない風土です。古きに還り、新しいファッションをデザインしては如何でしょう。例えば麻の着物をベースに仕事着をデザインする。モードが素晴らしければ世界が注目します。そうなれば新しい産業を創出する事となり、雇用の創出に繋がります。

エアコンに頼らない夏の暑さへの取り組みも、一昔前まで、どの家庭でも行っていた、暑さ対策、『すだれ』を窓にたらしたり、『よしず』を立てかけ日陰を作ったりと、日差しを遮断し、涼風だけを取り込む工夫が有効でした。静けさの中に響く風鈴の音色も心象風景の中に涼風を運んでくれます。

また、昔の日本には安全神話があった。だから日中も夜中も、窓を開けて過ごす事が出来ました。

この様な、社会規範、モラルを再構築する事こそ、一番成さねばならない課題だと思います。ご近所が互いによく知り、互いに守りあう、日頃から挨拶や気さくな声かけ、笑いのある賑やかな路地は、泥棒は近づかないとも言われます。

高層ビルのオフィスで働く人達についても、ビルというのは、照明を落とすだけで、温度を下げる効果があります。間接照明や、オフィスのレイアウトを少し見直す事で、暑さ対策を行う事ができると思います。

生活するものこそ、知恵の源泉です。蓮舫節電啓発担当相は、節電啓発活動も重要ですが、政府からの押しつけだけでは無く、国民から広く、知恵を募り、それを国民で共有(Share)するという仕組みを構築する、SNSのツールを利用すれば、無駄な費用を掛けずに知恵を収集し、国民で共有できます。SNSツールの利用に長けた蓮舫議員の腕の見せ所です。

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