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映画『オッペンハイマー』を観ました。

”nearly zero(ほぼゼロ)” 先週、映画『オッペンハイマー』を観てきました。期待に違わぬ、クリストファー・ノーランの映画でした。 ノーランは、オッペンハイマーという人物の上昇と転落の物語を通じて、科学者の、もっといえば人間の、探究欲や嫉妬心にはブレーキが利かないという、...

2011年3月7日月曜日

いよいよ、おはなし会担当日が近づいてきました。

三度目となる、おはなし会(絵本朗読)担当日(3月12日(土)14時~図書館絵本コーナー)が近づいてきました。
朗読を予定している絵本は、
スーザン・バーレイさん作・絵、小川仁央さん訳『わすれなれない おくりもの』
そして
トーベ・ヤンソン『ムーミンのふしぎ』です。
『ムーミンのふしぎ』は3月2日に、漸く朗読ビデオが完成し、YouTubeにアップしました。


因みに、『ムーミンのふしぎ』ですが、この世に存在する美しいもの、大切なものは、じっと見て、しっかり覚える事により、心象風景として頭の中に、心の中にしっかり刻み込まれ、それは失われることもなく、色あせることもない、永遠に記憶に留める事ができる。登場人物であるムーミン谷の賢者スナフキンが、一途な少年ムーミンの疑問に明瞭に答えます。それがこの物語の伝えたい事でもあります
この話は、現代に生きる私たちこそ、真摯に耳を傾けなければならない、真理だと思います。
ムーミンとその仲間たちが楽しく物語を演じてくれるので、小さな観衆もきっと物語を楽しんでくれるのでは、と期待しています。

朗読ビデオを作成するようになって、特に著作権の問題に思いっきり踏み込んでいること、十分に理解しています。
弁明にしかならないのですが、
たとえば、ある人は、幼子たちに朗読する場合、作者などにはふれず(幼子には、説明不要)、またどなたが読まれても、同じように伝えられる、スタンダードな朗読手法を推奨されるとします。
ですが私は不満です。
私は、自分が読んで、観て、触れて、知って感動したことを、具体的に表現して伝えたいと思っています。
また、観衆は幼子たちだけではなく、その保護者たちもです。毎日、毎夜、幼子たちのお気に入りの絵本をせがまれ読まれている方たちです。一遍通りの読み方よりも、たとえば、作者がどの様な経歴を持ち、どの様にしてその作品を作ったかを知れば、より深く物語に向き合えます。物語によって読み方の表現が変わる、役者が役によって演じ方が変わるのと同じです。きっともっともっと楽しいことだと思います。
絵本以外の小説、映画、音楽、絵画、自然の風景、山や空や海などに触れ、見聞きすることにより、より豊かな表現で伝える事ができます。
その豊かな表現で、大切な幼子に物語を伝え聞かせることがきたら、どんなに素晴らしい事でしょう。

ちょっと諄い話になってしまいました、すいません。

要は、私は伝えたい物語、朗読したい物語を、私の感じたイメージにできる限り近づけて表現したい、そう思っています。それが私の楽しみであり、チャレンジなのです。絵本において、まずイメージの根幹は挿絵です。そして、物語を読んで、感じるメロディを現存する曲から探します。朗読の練習を積み重ね、背景となるイメージ画、イメージ曲が揃えば、ビデオを制作します。朗読の調子に合わせて絵や曲を切り替え、その他のメッセージ等追加によって、より具体的に伝えるイメージが固まります。その到達点が朗読ビデオなのです。(ですから、著作権をお持ちの方、どうか広い心で観て下さいませ。m(__)m)

私は、おはなし会の趣旨がそうであるように、一人でも、私の朗読劇、朗読ビデオが切っ掛けとなり、本の世界、音楽の世界、絵画の世界、映画の世界に興味を持ってくれたらと願います。
そしていつか、彼ら、彼女らは本物に出会うでしょう。本物は、仮想よりも何千倍、何万倍も感動を与えてくれます。その魅力に彼ら、彼女らが心を奪われてくれたらと期待して止みません。

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