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短編小説3 『鳩と戯れる男』~偽善者が登り詰められる国の怖さ~

ある国の話です。 その国は55年間、独裁者に支配されていましたが、独裁者の世継ぎが凡庸であった事が幸いし、その虚をついて民が立ち上がり独裁者を追放しました。 民達は、国をどの様に治めればよいか話し合い、話し合いの結果、一つの町、村からそれぞれ代表者を一人選んで、共和で国を...

2017年9月15日金曜日

中国やロシアは漁夫の利を企んでいるのでしょうか

この度の北朝鮮の暴走は、軍事大国と呼ばれる国が一丸とならなければ、止めることは難しく思います。それなにの中国とロシアは、ほとんど北朝鮮制裁に手を貸さず、いまでも裏で北朝鮮を支援しているのではと勘ぐってしまいます。
中国もロシアも、国民ひとり一人をみれば、私たちと変わらない、愛すべき人たちです。ですが、国の体制は違うし、平和の考え方、戦争の考え方は当然隔たりがあると思います。中国やロシア側から見れば、日本も米国も韓国も、同じように異質な国と見えているんだと思います。

敵か味方か
どちらが上か下か
身分や宗教観、民族観など、あらゆる考え方が、国によって国民性によって、まるで違うのだと思います。そして正義さえ、真逆であることも想像に難くありません。
ですから、何かの変化で、昨日までの味方が敵となることも想像に難くありません。

ある評論家が、こんなシナリオを語っていました。
アメリカが北朝鮮を核保有国と認めて和平に動き、アメリカの朝鮮半島のプレゼンスが弱ると同時に、北朝鮮が朝鮮戦争を再開して韓国に攻め入り、占領してしまう。韓国にとって最悪の シナリオです。ですがこれで済まないでしょう。
北朝鮮にも滅亡の危機が訪れるかも知れません。朝鮮半島で、対米の緩衝地帯が必要でなくなれば、朝鮮半島を丸呑みしようと中国やロシアが動き出すかも知れません。その時、北朝鮮は気付くでしょう。本当の敵は、昨日までの味方であったと。そして、無慈悲で迅速に行動する中ロの大軍に一気に攻め滅ぼされるだろうと思います。物量戦でも消耗戦でも、中ロの方が優れているからです。

そして、もし日本がアメリカとの安保を放棄していたら、次に攻め込まれるのは日本でしょう。
中国とロシア、漁夫の利を企んでいるように思えてなりません。

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