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映画『オッペンハイマー』を観ました。

”nearly zero(ほぼゼロ)” 先週、映画『オッペンハイマー』を観てきました。期待に違わぬ、クリストファー・ノーランの映画でした。 ノーランは、オッペンハイマーという人物の上昇と転落の物語を通じて、科学者の、もっといえば人間の、探究欲や嫉妬心にはブレーキが利かないという、...

2016年5月15日日曜日

「フォースの覚醒」、観ました。

昨年末に公開されたスター・ウォーズ エピソード7「フォースの覚醒」(STAR WARS: THE FORCE AWAKENS)をTSUTAYAでレンタルして観ました。
今作品は、初期三部作(ルーク・スカイウォーカー三部作)の主要な登場人物、ルーク・スカイウォーカー、ハン・ソロ、レイナ姫が揃い踏みで登場するということで、年を経た彼らに会うのが楽しみでした。それに観終わった感想ですが、前三部作(アナキン・スカイウォーカー三部作)があまりにもフルCGにこだわっていたために、それが食傷気味に感じましたが、今作品では実写の絶景や実物大のミレニアム・ファルコン、Xウィング・スターファイターが登場する場面が多く、生身の役者がCGの制約を受けずに活き活きと演じていたところが非常に良かったです。

物語は、どこか初期三部作を彷彿させる内容でしたね。冒頭のシーン、今作品から登場したドロイドBB-8にルーク・スカイウォーカーの居場所を記す地図を隠して逃がすシーンは、エピソード4の冒頭シーン、R2D2にデス・スターの設計図を隠して逃がすシーンを彷彿させます。そして何よりデススターの再来であるスターキラー基地でのハン・ソロとその息子でダークサイドに取り込まれたカイロ・レンとの対面では、エピソード5のクライマックスシーン、ルークとその父ダース・ベーダーとの対決シーンを思い出しました。ここでハン・ソロが息子のライトセーバーに貫かれるなんて思いもしませんでした。ハン・ソロがエピソード1のクワイ=ガン・ジンの様にあっけなく物語から退場してしまうのは残念です。是非次回作で復活登場してくれること期待したいと思います。

そして新三部作(レイ三部作)の主人公となる少女レイ、今作品でカイロ・レンよりも強いフォースを覚醒させますが、しかし、レイが誰なのか明かされず、またレイの秘密も明かされないままでした。勝手な想像ですが・・・レイは、もしかしたらルーク・スカイウォーカーの娘かもしれません。その場合、誰がレイの母なのか?そこが今後の楽しみです。そしてもう一つの可能性ですが、それを調べるためにGoogle検索しました。ルークとレイアの父であるアナキンのその母について検索してみました。名前はシミ・スカイウォーカーと言うんですね。シミがアナキンと別れた後、再婚して弟か妹を産んだというエピソードがないかを知りたかったんですが、それ以上に驚愕の事実(架空の事実)を見つけました。シミはフォースによって処女懐妊し、アナキンを身ごもったと書かれていました。とするとアナキンの様な特別な存在は、物語中二人と出てはこないでしょう。すると最後の可能性は、アナキンの妻であったアミダラ姫は三つ子を産んだ?ということではないでしょうか。どっちにしても、スター・ウォーズはスカイウォーカー一族の物語という側面もありますから可能性は高いのではないかと思います。

最後に、苦難の末にルークの居場所を記す地図を見つけたレイナ率いるレジスタンスは、レイにルークを見つける大役を与えます。レイはミレニアム・ファルコンの新しい船長としてチューバッカと共に遥かな宇宙にある惑星を目指します。海原に城壁を思わせる断崖の島が見えてきます。レイはひとり崖を登りその頂上に辿り着きます。そして、フードを被った白髪と白髭の老人ルークと対面。エンドクレジットが流れます。

実際、今作品を観るまでは、あまり興味はありませんでした。初期三部作をワクワクして観た世代からすると、前三部作はCGによる映像の進化ばかりに目が行って、生身の役者が演ずる登場人物に感情移入し辛い作品でした。また、主旋律のダース・ベイダー卿誕生の物語も陰鬱で、全く希望が見いだせませんでした。なにより、映画作品しか観ない者には、映画作品が描く時代を繋ぐ物語として描かれたアニメやノベルで描かれた物語を知らない為に、ついて行けないところがありました。
でも今作品、新三部作の始まりは、懐古趣味と揶揄されてもいますが、その懐かしさが物語を身近なものに感じさせてくれました。次回作、楽しみになりました。

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