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映画『オッペンハイマー』を観ました。

”nearly zero(ほぼゼロ)” 先週、映画『オッペンハイマー』を観てきました。期待に違わぬ、クリストファー・ノーランの映画でした。 ノーランは、オッペンハイマーという人物の上昇と転落の物語を通じて、科学者の、もっといえば人間の、探究欲や嫉妬心にはブレーキが利かないという、...

2015年10月22日木曜日

「石の上にも三年」の心境で・・・

阪神タイガースは今年創設80周年でありましたが、その記念すべき年であるにもかかわらず、無策にゲームを消費してあっけなく終戦を迎えました。
助っ人が悪い、監督が悪い、コーチが悪い、
そしてレギュラー選手の高齢化、
若手が台頭してこない
等々等々
チームもファンもマスコミも、悪い事ばかりに躍起になって、最後は阪神タイガースなんだからしかたがないと諦めてきました。
阪神タイガースへの一番の悪口(陰口)は、
”勝つ必要など無い。
勝たなくてもマスコミ受けするニュースさえ流しておけば
スポーツ新聞は売れ、テレビやラジオも賑わい、
ファンは性懲りもなく甲子園を訪れて、
7回裏のジェットフーセンとビールがあれば楽しめる。
みんな万々歳!
阪神球団も阪神電車も万々歳!”
ではないかと思います。

しかし、ここにきてようやく待望の金本知憲監督が実現しました。
日本プロ野球界の中でもずばぬけた努力の人であり、鉄人となった人であり、お茶目な一面もお持ちの、そしてかの長島茂雄氏の様な華を持つ野球人です。
私たちファンも、阪神贔屓のマスコミも、阪神タイガース球団も、阪神電車も、阪急阪神ホールディングスも、一丸となって、金本監督が目指す野球を見守り、楽しもうじゃないかって思います。

そして金本監督就任以上に嬉しいニュースは、掛布雅之氏の二軍監督就任です。
私たち世代の阪神ファンにとって、掛布選手にはとくに思い入れがあると思います。
江夏や田淵という花形選手が抜けた後の万年下位が指定席となった阪神タイガースの中で、ほとんどテスト生の様な身分から努力して這い上がり、ミスタータイガースとなりました。1985年の日本一に多大に貢献した希代のスラッガーでした。
解説者となってからも、掛布氏の解説はとても分かりやすかった。それに毒が無かったことにもとても好感を持てました。今から8年も前の事ですが、子供野球教室に北脇子ども会野球部が参加した事がありました。その時の指導者の一人が掛布選手でした。すっかり穏やかな初老の人になってはいましたが、グラブを持つ姿は輝いて見えました。

これから三年間のタイガースを、「石の上にも三年」とじっくりと見守ろうじゃありませんか。きっとファンを心底楽しませてくれるチームへと、生まれ変わってくれること信じて待ちたい、と思います。

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