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映画『オッペンハイマー』を観ました。

”nearly zero(ほぼゼロ)” 先週、映画『オッペンハイマー』を観てきました。期待に違わぬ、クリストファー・ノーランの映画でした。 ノーランは、オッペンハイマーという人物の上昇と転落の物語を通じて、科学者の、もっといえば人間の、探究欲や嫉妬心にはブレーキが利かないという、...

2015年7月3日金曜日

ちょっとだけ怖い話・・・その1

夕暮れ、車で走っていました。
間道から左折して本道に入るとき、一台の車が近づいてくるのが見えました。
でも十分に車間距離があったので、右折してその車の前に入ります。
近づいてくる車をちらりと見ますと、よく似た車です。
今、私が運転している車にです。
前方の信号が赤であったので、右折のウィンカーを出して停車しました。
そしてバックミラーを覗きますと、
その車は、似ているどころか車種も色もまったく同じでした。
この車を中古車店で購入したとき、
「あまり走っていないので状態がとても良いんだけど・・・」
「色がねぇ・・・で、売れないの」
と店の人が話していた事を思い出しました。
私と同じような変わり者かと思いながら、青に変わった交差点を右折し、二車線の右側の車線に入ります。
その車も私に次いで右折し、左側の車線に入りました。
そして、左のドアミラーを通して近づいてくるのが見えました。
並走しかけたその車に、ふと目をやると
一瞬、私が運転している様に見えました。
ドキリとして、思わず顔を前に向け、急ブレーキを掛けて停止しました。
一瞬の事です。
でも、もうその車がどこにもありませんでした。

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