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映画『オッペンハイマー』を観ました。

”nearly zero(ほぼゼロ)” 先週、映画『オッペンハイマー』を観てきました。期待に違わぬ、クリストファー・ノーランの映画でした。 ノーランは、オッペンハイマーという人物の上昇と転落の物語を通じて、科学者の、もっといえば人間の、探究欲や嫉妬心にはブレーキが利かないという、...

2012年11月30日金曜日

火野正平さんの『にっぽん縦断、こころ旅』


そうそう、毎日楽しみにして見ている番組があります。
BSプレミアムで朝7:45~8:00に放送している連続テレビ自転車旅
火野正平さんの『にっぽん縦断、こころ旅』です。
http://www.nhk.or.jp/kokorotabi/index.html

今回の2012年秋の旅では、和歌山をスタートして四国に渡り、そして香川から岡山に渡り山陽道を下って九州、そしてゴールの沖縄を目指します。
正平さんは、まったく気取りがなくて、そして可愛い女の子を見つけたら鼻を伸ばしてだらだらと会話を楽しみ、厚かましいおばちゃんに遭遇すれば、別の俳優の名前を騙ってそそくさとその場を逃げる。ほんとうに心のまま旅をしている様に見えるのです。

毎朝、視聴者から届けられた一通の『心の風景』が描かれた手紙を読みます。その風景がその日の旅の目的地です。そして愛車チャリオにまたがり、また途中輪行しながら、目的地を目指します。この番組が全国的に認知されているからでしょう、旅の途中で出会う町人村人が笑顔で話しかけてきます。畑で農作業をしているおじさんは、捕れた果実や野菜を身軽に自転車を漕いでいる正平さんに手渡します。昨日などは、休憩に立ち寄ったスーパーの店主が食品やアルコールを捧げていました。これにはさすがの正平さんも閉口していましたね。
でも、やっぱりこの人情に触れられる楽しみこそが、旅の醍醐味だと思うし、そして、この番組『こころ旅』の最大の良さだと思います。
私も20~30代の頃、よく自転車に乗って近場をくねくね走りました。結婚して子どもが生まれてからは、愛車のマウンテンバイクの後部にチャイルドシートをつけて幼い子どもを乗せて走りました。そして現在は、くねくね歩いています。
いつか正平さんを見習って、自転車で、あるいは歩いて、長い長い旅をしたいと思っています。

昨年の2011年秋の旅は兵庫がスタート地点でした。神戸→明石→輪行で朝来→豊岡→香美と秋の兵庫路を走られました。スタート初日、悪い天気の中で諏訪山をスタートして明石公園第一野球場(球場名:トーカロ球場)に到着、広い外野の芝生に座って手紙を読まれました。
正平さんって東京生まれですよね、でも播州人の私が心を揺さぶられる関西言葉を話されます。それがまたとっても嬉しいのです。気取らない、おっとりしている、けどせせこましいところがちゃんとある。いやぁ、正平さん、あなたは播州人ではないの?とつい親しみを込めて背中を叩きたくなります。

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