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映画『オッペンハイマー』を観ました。

”nearly zero(ほぼゼロ)” 先週、映画『オッペンハイマー』を観てきました。期待に違わぬ、クリストファー・ノーランの映画でした。 ノーランは、オッペンハイマーという人物の上昇と転落の物語を通じて、科学者の、もっといえば人間の、探究欲や嫉妬心にはブレーキが利かないという、...

2012年2月10日金曜日

青春の旅


店で知り合った青年が今、旅をしています。
青年は高校三年生で、卒業式までの数週間、
『山陽路を一人旅する』といって、二月一日に旅立ちました。

昨日夕方、青年の友達が店に訪れ、
『”Y”、もうすぐ帰ってくるそうです』
『元気です』
と伝えてくれました。

青年は、若かりし頃の”みなみらんぼうさん”や”南こうせつさん”を彷彿させる風貌で、朗らかで彼の周りはいつも和やかな笑いが起こります。聞くと、ギターの演奏活動もしている、との事でした。
そんな青年が、一月のある日、旅に出る話をしてくれました。
『宿はどうするの?』
『ユースホステルかお寺に泊めてもらいます』
無銭旅行ではないにしろ、とてもストイックな旅を求めているのだな、そう感じました。

私は、彼のような長い旅をしたという経験はありませんが、時々半日から一日かけて、ふらっと足の向くまま気の向くまま、プチ放浪することはあります。
持ち物は、『カメラ』と『本』と『水が入ったペットボトル』、それを詰め込んだリックサックが一つです。

たとえば見慣れた町、通りなれた道でも、好奇心満載で歩めば、ささやかな、でも新たな発見がきっとあります。そしてそれが、初めての町、初めての土地ならば冒険心を満たしてもくれます。行き止まりもあれば、予期せぬサプライズと出会えもします。そしてまた、自分自身を知らしめてもくれるのです。
それが”旅”だと思うのです。それが”旅する”動機そして目的だと思うのです。

そのように考えれば、”生きること”、この基本的な営み自体”旅”なのだと思います。

日本の旅のことわざから
『旅の恥は掻き捨て』すべからず、
ただ『謙虚さ』と『感謝』と『憧れ』を抱けば
さすれば
『旅は情け人は心』が身に染みる

『旅は憂いもの辛いもの』、
時にはまさしくそうではあるが
心をひらけば
『旅は道連れ世は情け』、旅の仲間も支えよう

そして外国の旅の名言から
『旅人よ、道はない。 歩くことで道は出来る。』

『幸せは旅であり、目的地ではない。』

『長生きするものは多くを知る。旅をしたものはそれ以上を知る。』

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