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映画『オッペンハイマー』を観ました。

”nearly zero(ほぼゼロ)” 先週、映画『オッペンハイマー』を観てきました。期待に違わぬ、クリストファー・ノーランの映画でした。 ノーランは、オッペンハイマーという人物の上昇と転落の物語を通じて、科学者の、もっといえば人間の、探究欲や嫉妬心にはブレーキが利かないという、...

2011年11月29日火曜日

いのち短し、恋せよ乙女


先日、
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「交際している異性はいない」という未婚者が男女ともに過去最高(1987年調査以来)であることが2011年11月25日、国立社会保障・人口問題研究所の「第14回出生動向基本調査・独身者調査」でわかった。この調査は、2010年6月1日時点の事実について全国の男女(18歳~50歳)に対しておこなわれ、1万0581票の有効回答に基づくもの。
調査結果によると、「交際している異性はいない」という未婚者は男性で61.4%、女性で49.5%であり、前回調査(2005年)から男性で9.2ポイント、女性で4.8ポイント上昇している。さらにこのうち、約半数(男性27.6%、女性22.6%)が「とくに異性との交際を望んでいない」と答えている。

第14回出生動向基本調査
http://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou14_s/doukou14_s.asp
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というニュースを読みましたが、
いや、いかんなぁ、もったいないなぁ、と思いました。
特に「とくに異性との交際を望んでいない」では、人は枯れてしまいます。。。

ちょっとこじつけかもしれませんが、
人は、夢や希望、そして憧れが今日を歩み明日に挑む原動力になるのだと思うのです。
恋は、『夢』『希望』そして『憧れ』です。
また恋は、『喜び』をもたらすだけでなく『苦しみ』や『悲しみ』ももたらしますが、それは感情の豊かさをもたらし、思考の思慮深さをもたらしてもくれます。
恋をしなきゃ、いっぱい恋しなきゃならんと思うのです。

恋に億劫、恋下手と思っている乙女、若人に
『ゴンドラの歌』を贈ります。
私の大好きな俳優であり詩人、森繁久彌さんの歌声で聴いて下さい。

森繁久彌、ゴンドラの歌


ゴンドラの歌
作詞 吉井勇
作曲 中山晋平

いのち短し 恋せよ乙女
朱き唇 褪せぬ間に
熱き血潮の 冷えぬ間に
明日の月日は ないものを

いのち短し 恋せよ乙女
いざ手をとりて 彼の舟に
いざ燃ゆる頬を 君が頬に
ここには誰も 来ぬものを

いのち短し 恋せよ乙女
波に漂う 舟の様に
君が柔手を 我が肩に
ここには人目も 無いものを

いのち短し 恋せよ乙女
黒髪の色 褪せぬ間に
心のほのお 消えぬ間に
今日はふたたび 来ぬものを

因みに、森繁さんは、一番と四番の歌詞を歌われています。
若葉の頃は、瑞々しい色香を放つ頃は、ひとときですよ、さぁ恋をして輝いて。。。

p.s.
この『ゴンドラの歌』、この度全詩を読んで、初めて、ああ逢瀬の甘美な喜びを綴った詩なのだな、という事を知りました。

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