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差別の天秤

「愛を読む人」という約10年前公開の映画の、他の方が書いた映画評を読みました。 そこには私が考え及ばなかった、ハンナが隠し通した秘密についての考察が書かれいました。ハンナは文盲でした。そして、その事実を生涯隠し通しました。それは何故かです。 映画か原作小説の序章で、ハンナの...

2021年3月22日月曜日

一番ピッチャー大谷

 スプリングトレーニング中のゲームとはいえ、一番ピッチャー大谷は歓喜ものでしたね。早朝からMLBアプリに釘付けでした。

そして、何でしょう、不安がよぎります。

大谷選手は、子供の頃に描いた、世界一野球の旨い選手になるという夢を、ただ一念にして、その底知れぬ欲望、野望を追求し続けているのでしょう。それが今年、メジャーに舞台を移して四年目にして、ようやく成し遂げる準備ができたのではと思います。

NPBは勿論の事、MLBでも、これまで誰も成し得なかった、投打での大活躍を今年、大谷選手は成し遂げる、そんな予感が現実味を帯びてきました。

今は野球は、プロ選手にとってビックマネーを稼げる仕事となりました。MLBでは、まだプロスペクトの段階で、十年を超える総額数百億ドルの契約を結ぶ選手まで生まれています。フリーエージェントならこんな契約の選手もざらにいる状況です。かといって今、大谷選手を超えるワクワクを与えてくれる選手は、私見ですがいないと断言します。そして、大谷選手の様に少年の頃に抱いた夢を叶えるために、日々野球に取り憑かれている選手も、もういないでしょう。

そんな大谷選手が、本当に、これまで誰も成し遂げ得られなかった活躍を成し遂げてしまったら、彼は、どうなるのだろう、もう野球は止めてしまわないか、というのが不安の原因です。

そんなことは、無い、ありゃしない、いつもでも最高のパフォーマンスで魅了し続けてくれる選手で居続けて欲しい。ただただ、そう願います。






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