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映画『オッペンハイマー』を観ました。

”nearly zero(ほぼゼロ)” 先週、映画『オッペンハイマー』を観てきました。期待に違わぬ、クリストファー・ノーランの映画でした。 ノーランは、オッペンハイマーという人物の上昇と転落の物語を通じて、科学者の、もっといえば人間の、探究欲や嫉妬心にはブレーキが利かないという、...

2017年8月14日月曜日

全米プロゴルフ選手権実況の後味の悪さ

早起きして、全米プロゴルフ選手権最終日の実況を観てましたけど・・・
松山英樹選手、残念でした。
でもラウンドを終えた松山選手に、最初にマイクを向けたテレビのインタビューアーの第一声「悔しいですよ」の一言には呆れました。
解説者の戸張さんが話していた様に、
『インタービューアーの後ろには、そしてテレビカメラの後ろには、ファンがいる。だから、どんな(精神)状況であっても、プロ選手は、ファンに対する気持ちで、真摯にインタビューに対応をしなければならない』はその通りだと思います。
でも、だからこそ、インタビューアーは、だれよりもプロ選手に対して敬意を表し、感情の高ぶりを抑えて、冷静にインタビューしなければならないと思います。
それを、第一声の「悔しいですよ」で、悔しさを表に出さぬ様に耐えている松山選手を挫けさせ、声が出ないほどに悔しさを表に出させるとは何事だ!、お前は何様だ!と直情的に怒りが込み上げてきました。

ラウンドの中も、耳障りなフレーズを、実況のアナウンサーが何度も口にしていましたね。
「日本人初のメジャー制覇」
今後、メジャー制覇が叶った松山選手が、やっぱりアメリカが良いと、アメリカの国籍に変えたなら、
「日本人初のメジャー制覇」は
「元日本人アメリカ選手の初メジャー制覇」と読み替えるのでしょうか。
テレビの実況や解説者には、状況を客観的に伝えることは大事だけれど、無用な感情の高ぶりを扇動する様なことは謹んで、もっともっとプロ選手その人自身に敬意を表した冷静な実況に注力して欲しいと思います。
たった一言
「松山英樹選手の初メジャー制覇」と、敬意を表するだけで十分だと思います。

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