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「友を愛し、友に愛されるものは神の祝福に値する」、素晴らしき哉、人生の物語

クリスマスに向けて、一本の映画について書きたいと思います。 その映画とは、先日テレビ放映されたフランク・キャプラ監督作品「素晴らしき哉、人生!」(原題 It's a Wonderful Life 1946年アメリカ映画)です。 自分の夢を犠牲にして、高潔な父から引き...

2017年3月2日木曜日

村上春樹の最新作「騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編」を読み終えました。

村上春樹のマジックの様な文体、
文章による緻密な描写が、頭の中での具現化を容易し、
一節の文章に付け加えられた喩えが、文章に深みを与え、
章の終わりに添えられた次章の予告が、否が応でも先への期待を募らせる
これによって、物語世界に一気に引きずり込まれ、読書のスピードも加速し続けました。

読書の過程で、
ポルノグラフィとみまがうほどの性的描写にドキドキし、
おどろおどろしい怪異の出現にドキドキし、
様々な愛情模様、恋愛模様にドキドキし、
そして唐突とも思われた寓話の挿入や、歴史上の事件の挿入が、この先いかに符合するのかにドキドキし、
と沢山のドキドキが溜まりに溜まったまま、第1部顕れるイデア編を読み終えました。
この沢山のドキドキを解消すべく、第2部 遷ろうメタファー編に進みたいと思います。

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