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映画『オッペンハイマー』を観ました。

”nearly zero(ほぼゼロ)” 先週、映画『オッペンハイマー』を観てきました。期待に違わぬ、クリストファー・ノーランの映画でした。 ノーランは、オッペンハイマーという人物の上昇と転落の物語を通じて、科学者の、もっといえば人間の、探究欲や嫉妬心にはブレーキが利かないという、...

2016年2月25日木曜日

高砂市の新図書館、二週目も賑わっていました。

賑わう、という表現は図書館には不似合いですが・・・
2月14日(日)のオープンの日、夕方近くに図書館を訪問しましたが、駐車場は満車状態で、館内もひとひとひとでごった返していました。図書館カードを作るのにも長蛇の列に並ばなければならず、諦めて帰りました。
そして昨日あらためて訪れましたが、平日の夕方近くというのに、館内は利用者でまだまだ賑わっていました。高砂市民がどれほどに新図書館が出来るのを楽しみにしていたかを実感する光景です。

※新図書館のパンフレットです。

吹き抜けの一階中央に書架が並び、周辺に読書スペースが設けられいます。
二階は回廊となっていて、読書スペースや多目的スペースなどが設けられています。
そして入り口近くに、子供の本と読書スペースが広く設けられています。

入り口付近に新刊コーナーがありました。また、利用案内を読むと本のリクエストができると書いてありました。図書館が所蔵していない本をリクエストできる、これはなかなか良いアイデアです。新図書館は蔵書数約15万冊でスタートしました。これからどんどんと利用者のリクエストが反映されて、親しみと充実を兼ね備えた市民のための図書館になっていくことを期待します。

※新図書館のWEBサイトのアドレスです。
http://takasago-lib.jp/

出入り口に『貸し出し手続きをせずに本を持ち出そうとするとアラームが鳴る』という趣旨の注意書きがありました。そして、出入り口近くにセルフ貸出機なるシステムが設置されていました。どうやら新図書館は、図書館員と言葉を交わさなくてもセルフサービスで安全?に本の貸し出しができるようになっている様でした。
でもこんなシステムは余計だと思います。サービスカウンターは猫の手も借りたいほど忙しそうには見えませんし、なにより図書館は大切な本を『借りる』ところです。サービスカウンターで図書館員に貸し出しをお願いし、『ありがとう』と言って借り受ける。こんな所作を大切にすることが『本を皆で守る』という啓発につながるのだと思います。

最後に利用活性の提案を二つ。
新図書館は、インターネットを通じてパソコンやスマートフォンなどから本の貸し出しやリクエストを行う事ができますが、その仕組みをさらに発展させて、図書館から離れて住む市民やデジタル機器が苦手な市民、また市内の小中学生に、身近で図書の利用ができる仕組みを提供してはどうかと思います。

(例えば一般市民には、支所にて本の検索・予約ができ、かつ本の受け取り返却ができる仕組みの提供です。図書館に出向くのが億劫な、また困難な市民にも図書を気軽に利用してもらえることが可能となり、かつ支所の有効活用も図れると思います。
小中学生には、学校の図書室に生徒用の検索・予約システムを設置して生徒が自ら本を予約し、学校の司書を通じて本の受け取り返却ができる仕組みの提供です。)

→利用案内に『図書館サービスポイント(図書館外サービス)』についての記載がありました。
公民館で既に実施されていました。素晴らしい!

貸し出し返却日を曜日・時間で限定すれば、サービスを提供する側の負担はそうないのではと思います。

もう一つは、小野図書館も実践している『ビブリオバトル』の実施です。
『ビブリオバトル』とは、おすすめの本を紹介する発表者と紹介を聞く観覧者に分かれて、一番読みたくなった本を参加者全員で決めるイベントです。世代を超えて読書を親しむ者同士が交流できるというのは図書館の利用活性に大いに通じると思います。

※知的書評合戦ビブリオバトルの公式WEBサイトのアドレスです。
http://www.bibliobattle.jp/

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