なんだろう涙が出てくる。
あれほど冷静沈着であった吉田投手が、体全身のバネを使って糸を引く様な剛速球を投げ込んでいた吉田投手が、もうただキャッチャーミットにどうにか投げ込んでいるという状態だ。
試合前から全身痛みがあっただろうけれど勝つという強気がそれに勝っていた。でも、いまはもう腕は下がり、全身の痛みに必死に堪えながらマウンドを守っている、その悲壮感が伝わって涙が出てくるんだろう。
でもマウンドから下がれば、もう吉田投手の夏は終わる。吉田投手だけでなく、金足農業ナイン、9人の夏は終わる。
でも・・・、もういいんじゃないか、とマウンドから下がることを願う私がいる。
もういいんじゃないか、もういいんじゃないか。監督さんもとても苦しんでいると想像します。
しかし、恐るべきは大阪桐蔭の打線です。
もういいんじゃないか、とも思うけれど、やっぱり最後まで手を緩めずに攻撃を続けて欲しいとも思う私がいる。
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