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映画『オッペンハイマー』を観ました。

”nearly zero(ほぼゼロ)” 先週、映画『オッペンハイマー』を観てきました。期待に違わぬ、クリストファー・ノーランの映画でした。 ノーランは、オッペンハイマーという人物の上昇と転落の物語を通じて、科学者の、もっといえば人間の、探究欲や嫉妬心にはブレーキが利かないという、...

2014年8月23日土曜日

「嫌われる勇気」というよりも・・・

「嫌われる勇気」というタイトルの自己啓発本が売れています。
この本は読んでいませんが、Amazonの商品説明を見ると


「あの人」の期待を満たすために生きてはいけない
【対人関係の悩み、人生の悩みを100%消し去る”勇気”の対話編】
世界的にはフロイト、ユングと並ぶ心理学界の三代巨匠とされながら、日本国内では無名に近い存在のアルフレッド・アドラー。
「トラウマ」の存在を否定したうえで、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言し、対人関係を改善していくための具体的な方策を提示していくアドラー心理学は、現代の日本にこそ必要な思考だと思われます。

そして
『対人関係に悩み、人生に悩むすべての人に贈る、「まったくあたらしい古典」』
と書かれていました。

商品説明を読んで、興味をそそられましたが、
しかし、書のタイトル「嫌われる勇気」という言葉はあまりにも刺激的で、また帯のキャッチフレーズ「自由とは他者から嫌われることである」という文句はあまりにも啓示的に思え、それが購入の妨げになっています。

対人関係でいうならば、私は「嫌われる勇気」というよりも、「信頼される努力」、そして「何があっても信じる友を持つ勇気」を信じます。

「信頼される努力」
自分のやるべき事、もしくは夢に向かって、どこまでも真摯に向き合い努力をする。その持続的な姿勢は、千の言葉、万の言葉より、心ある人の感動を誘います。そしてそれは、いつか揺るぎない信頼に変わります。

「何があっても信じる友を持つ勇気」
嫌われる勇気と相反する「とことん好きになる勇気」とでも言いますか。
心を支配されるという事ではありません。傍にいなくても、長く会わなくても、心の支えとなる、温かみを抱くことができる友を持つという事です。

そして「何があっても信じる友」は幾人かできました。
「信頼される努力」はこれからです。50数年生きてきて、それが如何に重要であるかに気付きます。

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