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差別の天秤

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2013年2月27日水曜日

受験勉強応援サイト”マナビー”の発展に期待します。


昨日の夕刊に、
『東大生、勉強のコツ動画』『塾通えない受験生応援』という見出しの
難関入試を乗り越えた大学生たちが受験生向けに各教科のコツを指南する動画サイト
manavee(ナマビー)
http://manavee.com/
を紹介する記事がありました。

記事によると、東大文学部三年の花房猛胤さんがサイトを発案されたのが2010年秋。
「この不況下で予備校にみんなが通えるわけではない。お金をかけずに誰もが受験勉強を効果的にできる方法はないか」と思ったのが発端で、同級生の協力も得てサイトを作ると、夜行バスで北海道、東北、名古屋、九州など9大学に足を運んで先生役への協力を呼びかけた。今では全国15大学の大学生約170人が先生役として協力し、サイト利用者は約1万1千名に達したという。

ひとりの大学生の、崇高な使命感と軽やかな行動力が立ち上げたマナビーサイトを知り、1989年、アメリカでウェンディ・コップというひとりの学生が「すべての子供たちに優れた教育を受ける機会を与えたい」という理念のもとに設立したTeach For Americaの活動を知ったときと同じ昂揚感を覚えました。
Teach For Americaの活動とは、全米の大学、大学院を卒業したばかりの優れた学生を、二年間、低所得者地域の学校に教師として派遣して、子供たちに優れた教育機会を与えるというものです。 Teach For Americaの非営利団体としての活動の運営資金は、慈善団体や各種の財団からの援助や国からの助成金です。ですから組織としても一流でなければなりません。そして現在、Teach For Americaはアメリカの大学生就職人気ランキングのトップ3に輝いています。そしてTeach For Americaを最初のキャリアに刻んだ人たちは、大企業や政府からもっとも必要とされる人材という栄誉が与えられます。

私は、マナビーの理念と活動に共感しますが、現在のその組織がどういったものかは分かりません。私は、マナビーの活動が、広く世間に受け入れられて持続的に発展する組織へと進化し、そしてマナビーで活動する人材が、賞賛を得、さらにはもっと大きな使命、仕事を与えられる栄誉に浴することを期待します。

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