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映画『オッペンハイマー』を観ました。

”nearly zero(ほぼゼロ)” 先週、映画『オッペンハイマー』を観てきました。期待に違わぬ、クリストファー・ノーランの映画でした。 ノーランは、オッペンハイマーという人物の上昇と転落の物語を通じて、科学者の、もっといえば人間の、探究欲や嫉妬心にはブレーキが利かないという、...

2013年1月28日月曜日

冠雪の道を散歩しました。


おはようございます。
今朝は、見事に青く澄み渡った冠雪の朝となりました。
陽の明けきれぬ前に、少し散歩を楽しみました。昨晩降った雪は、白く町を覆っています。全天の裾野に明かりがあって天にいくほどに明から暗、朱から濃紺へとグラデーションが掛かっています。
まだ踏み荒らされていない冠雪の道を好んで歩きました。1㎝にも満たない冠雪ですが、でも一足一足踏み込む度に、キュッ、キュッ、とこきみよい音が足下から聞こえてきます。それが楽しく、ずんずんと歩きます。雪道を歩くと童心に返ります。

もちのき公園に外灯が灯っています。その風景のどこからからナムナスが現れそうに思いました。すると、頭まですっぽり防寒した高校球児が自転車で後ろを過ぎていきました。真己君でした。

街道から山辺の道に入りますと、未踏と思われた道の脇に小さな足跡が続いていました。小さな獣の足跡でした。そして野原からは鳥の鳴き声も聞こえてきました。北脇のお山一本松もうっすらと雪化粧をしています。ひょうたん池はうっすらと氷が張っています。ひょうたん池に舞い降りたつがいのコウノトリ(の像)が、何だか神秘的に見えました。
そして気づくと日笠山の向こうが赤く輝いています。夜明けです。

気象庁のホームページを開き、気象統計情報から姫路の観測史上1~10位の値を見ました。
【1日の降雪記録ベスト5】
1位 1984年1月31日(火) 23㎝
2位 1994年2月12日(土) 16㎝
3位 1993年2月2日(火) 13㎝
4位 1969年2月27日(木) 10㎝
5位 1984年2月12日(日) 9㎝

この降雪記録を見て思い出しました。姫路で降雪記録観測第1位に輝いたこの日、何かの用事で、夜、大阪から自宅に戻ったのですが、まるで雪国の雪の降りようでした。明石で山陽電車に乗り換えたのですが、線路はすっかり冠雪して見えませんでした。大塩駅に降り立つとそこは雪国の様相で、牡丹のような雪が絶え間なく降り続いています。駅前でタクシーに乗りました。タクシーはタイヤにチェーンを巻いていました。姫路で、この様な経験をしたのはこの時以外、後にも先にもありません。

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