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映画『オッペンハイマー』を観ました。

”nearly zero(ほぼゼロ)” 先週、映画『オッペンハイマー』を観てきました。期待に違わぬ、クリストファー・ノーランの映画でした。 ノーランは、オッペンハイマーという人物の上昇と転落の物語を通じて、科学者の、もっといえば人間の、探究欲や嫉妬心にはブレーキが利かないという、...

2010年10月3日日曜日

平成22年度高砂市中学校総合体育大会新人戦軟式野球競技 感想

10月1-2日で開催された平成22年度高砂市中学校総合体育大会新人戦軟式野球競技(高砂市民球場)観戦の感想です。
両日とも、見事な日本晴れ、爽やかな朝と夏の名残を感じさせる昼の日差しの下、応援する鹿島中野球部だけではなく、市内7校、全てが素晴らしい試合を繰り広げました。

【10/1 鹿島中初戦 宝殿中戦】
雄大-拓樹のバッテリー、そして宝殿中バッテリーの行き詰まる投手戦で、今大会初の延長に突入。
8回表、先頭打者6番拓樹がセンター右ヒットで出塁、幸伍四球の後、二塁牽制悪送球で、走者がそれぞれ進塁。
耕太郎の内野ゴロにまさかの宝殿中内野のエラーが出て、拓樹が生還し1点。耕太郎は悠介の打席で二進。
悠介が倒れた後、凌の内野ゴロで幸伍が三本間に挟まれたが、三塁から本塁への送球が幸伍の頭上を越す、捕手、投手の間、ホームベース上を通過し、バックネットへと転々とする間に、幸伍、耕太郎が相次いで生還し2点、計3点を奪取。
8回裏、二死からこのゲーム幾度の守備機会も堅実な守備で守り通したショート凌が、まさかの一塁送球エラーで走者を出すも、雄大が最後、宝殿中一番バッターを空振り三振に仕留めてゲームセット。3-0で鹿島中初戦突破。

【10/2 鹿島中準決勝 竜山中戦】

雄大-拓樹のバッテリー、この試合も竜山中バッテリーとの行き詰まる投手戦、延長は9回までに及んだ。
4回表、先頭打者3番雄大四球で出塁。4番健介の時、ワイルドピッチで雄大が一気に三塁まで進塁。健介の内野ゴロの間に雄大が生還し1点を先制。
しかし6回裏竜山中の攻撃で、一死から四球、レフト前のラッキーなヒットで一二塁。二塁牽制、ランダウンプレーで一塁走者をアウトにし、二死に追い込んだものの、ショートゴロ、凌の一塁送球エラーの間に二塁走者が生還し同点。
そして9回表、先頭打者3番雄大がセンター前ヒットを放ち、続く健介が四球で一二塁。その後、竜山中エースのボークにより二三塁に進塁。この試合5番のファースト真己が2走者をかえす左中間二塁打を放ち、決定的な2点を奪取。その後も、拓樹の内野安打で一三塁、拓樹が盗塁し二三塁。しかし、幸伍の内野ゴロで真己が本塁憤死。耕太郎キャッチャーフライ、悠介サードゴロで追加点は成らず。
9回裏竜山中の攻撃、先頭打者レフト前に落ちるラッキーな二塁打、しかし次打者の内野ゴロで打者走者アウトの後、二塁走者が三塁進塁を試みたが憤死、ダブルプレーで一気に二死となり、次打者を死球で出すも、最終打者を内角低め、見送り三振に仕留めてゲームセット。
3-1で鹿島中決勝進出。

【10/2 鹿島中決勝 荒井中戦】

1回戦、白陵中を破り2回戦に進んだ松陽中とシードの荒井中が準決勝を争い、荒井中が決勝に進出、夏の新人戦と同じ、鹿島中対荒井中での決勝戦となった。鹿島中としては、前回1-3の準優勝に甘んじたお返し、リベンジを果たしたかった。
本大会初登板となった健介は拓樹の巧みなリードもあって荒井中打線を寄せ付けず、しかし鹿島中打線も準決勝から連投の荒井中エースに押さえ込まれて、三度目の延長戦突入。
9回裏荒井中の攻撃、一死から、この試合先発出場し何度も好プレーを見せたサード悠将のサードゴロ一塁悪送球で走者が生き、尚も送りバントをピッチャー健介の一塁悪送球で一三塁とピンチを広げ、次打者の三球目が拓樹の股間をすり抜けるパスボールとなり、三塁走者が生還、0-1xサヨナラ負けとなった。
荒井中へのリベンジは次回大会にお預けとなったが、来週開催の東播総体では今年高砂地区は二チーム出場枠があり、決勝に駒を進めた段階で東播総体出場権を得たため、東播総体出場16チームのひとつとして、県大会出場の一つの席の争奪戦に加わることになった。


感想として、
今大会は高砂市内7校、どのチームを一夏を経験して、チームが纏まり、しかし投高打低、守り競って、より辛抱強く勝機を引き込んだチームが勝つ、という結果となった。鹿島中は3戦とも延長戦にもつれ込む、辛抱強い試合を展開して、宝殿中、竜山中を下したが、最後、荒井中戦で力尽きた。
鹿島中は、これから続く秋の大会も、チームの打撃力が急激にアップする事は期待できないだろう。今大会の様に守り競って、辛抱強く勝機を待つ戦い方になるだろと思う。しかし、上位大会では、打力に秀でたチームに木っ端微塵にされる可能性もあるだろう。しかし、今大会の様に、守り競う形を堅持できればと思う。
打力については一朝一夕で成るものではない。一人ひとりが、もっと謙虚にコーチの指導に真剣に耳を心を傾けて、打法の見直しに取り組む必要があると思う。これからのひと冬、地道なトレーニングに勝った者が、それを得る事になるだろう。
来春の大会、このチームで戦う最後の大会では、得点を奪う多様なオフションを身につけたチームへと変貌している事を期待する。

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