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不寛容にもほどがある!

現在の日本社会を支配する倫理観では不適切として烙印を押されてしまう、昭和ど真ん中の言動や行動で生きている中年の男性教師を主人公にして、現代にタイムスリップした主人公が、誰かが不適切だと呟けば社会全体が盲目的に不適切を糾弾する不寛容な現代の日本社会の有り様に喜劇で一石を投じる、宮藤...

2024年1月9日火曜日

雨と太陽

 とても心に沁みるドラマが始まりましたね。

心に重いトラウマを抱えて生きてきた雨と、色覚異常から亡き母から託された夢を諦めていた太陽が、出会い、太陽は恋する雨を励まし続けることで夢に向き合い歩み出す決意をし、そして雨も励まされることで秘めていた夢を叶える為に歩み出す・・・。


希望が見えず、憂さ晴らしの中傷や暴力が蔓延るようになった現代社会は、弱い立場の人、抵抗しない人が真っ先に傷つけられて、自己否定に追い込まれ、最悪の場合は自殺に追い込まれてしまいます。しかし、そんなことは絶対無い。必要でない人なんてひとりもいない。

あなたは私にとって、僕にとって掛け替えのない人だ、必要な人だ、みんなにとって必要なんだ。と太陽は雨に思いを伝えます。

負けるな。私がいつも側にいるから、側で支えるから。と雨の祖母は雨に思いを伝えます。


殺伐とした現代社会に、荒涼とした世界に、本当に必要なものは、太陽の温もりと雨の潤いなのだと思い出させてくれました。そして私たちは、温もりと潤いを信じ、生きなければならないのだと思い出させてくれました。


昭和35年生まれの私の頬に熱い涙をこぼれさせたこのドラマは、死神が登場したりして、どう展開していくのか全く先が読めないですが、最初の感動が最後まで続いてくれる事、期待して止みません。


追伸、永野芽郁さんと山田裕貴さんの触れると壊れてしまいそうな切ない演技に心が動かされました。この先も楽しみにしています。

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