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差別の天秤

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2017年6月17日土曜日

ウィルスバスターが暴走しました

一月ほど前からパソコンの動きが非常に悪くなって、ウィルスに冒されたか、はたまたパソコンの性能に問題が生じたのかと、もはや枯渇し掛かったパソコンスキルを総動員して、性能改善を試みました。メモリやCPUを大量消費するソフトはなるべく二つ以上同時に使用しないとか、必要のないソフトやソフトが残した一時ファイルをこまめに削除し、リソースの空きを確保する対策を講じました。が、それでも数週間でさらに深刻な状況に陥りました。Cドライブの空きが10%を切って警告表示が出たのです。
どこかおかしい。タスクマネージャーを起動した状態でリソースの使用状況を監視すると、常にCドライブのI/Oが100%近くで推移していました。
それでCドライブの個々のファイルのサイズを一つひとつチェックしました。すると
C:\Program Files\Trend Micro\AMSP\debug
が50GB近くになっていました。デバッグのファイルが50GB・・・!
あり得ない事態です。
それでトレンドマイクロに問い合わせすると、何らかの不具合が切っ掛けでウィルスバスターのプログラムが肥大している状況なので、アンインストールの上で再インストールすることを求められました。
そして、それを実行すると一気に50GB近く空き容量が回復しました。CドライブのI/Oも10%台で推移するようになりました。パソコン使用時のストレスは一応解消しました。ですが原因が不明で、このまま使い続けてよいのか不安です。
ウィルスバスター等のセキュリティ対策ソフトは、ウィルスやマルウェア、ランサムウェア等からパソコンやパソコン内に格納している情報を守るために、今や必須のソフトになりました。しかし、そのソフトを機能させることにより、パソコンの性能が著しく低下するというのは本末転倒です。
またウィルスバスターを約20年近く使用し続けていますが、ここ数年使用料が高くなっていることも気になります。

私はこれほど情報サービスが蔓延する社会になっても、これまで通り自己責任で通すことには大変無理があると思います。
規制を設け安全が担保された(そして低料金や無料で使用できる)インターネットサービスを作る必要があるのではと思います。安全か自由か、その入り口の選択は個人の責任にまかせばよいのだと思います。選択肢がないという状況こそ、問題だと思います。

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