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風に立つライオン

 お願いだから幸せになってください。 2015年に公開された日本映画「風に立つライオン」を観ました。 アフリカ、ケニアの風土病を研究する長崎大学の現地研究所に二年の任期で赴任した日本人医師が、赤十字の要請で短期間、ケニア・ロキチョキオにある赤十字戦傷病院に医師して派遣されます。 ...

2014年6月12日木曜日

田中将大投手、10勝目です!

今日のMariners戦、テレビで観ました。
すっかりとメジャーリーグの流儀に馴染んだといいますか、どんどんとストライクコースで勝負を挑み、序盤の三イニングは僅か26球で9人の打者を退けます。その後も散発で安打は許すものの、9人中7人の左打者を擁するMariners打線を翻弄し続けました。
そして最終回、1アウトから不運な安打の後、2.4億ドルの男Robinson Canoにまさかのホームランを浴びて完封は逃しましたが、
110球、6安打、1四球、11三振という成績で完投、10勝目を挙げました。

ゲームセット直後のグラウンド上でのインタビューで、
「(Canoに打たれたホームランについて)あのコースの球を、あんな風にホームランされたことがないので、すぐに気持ちを切り替えられました」と、さらりと答えていたのが印象的でした。
Canoは、アウトコースの速球に力まずアジャストしただけに見えました。しかしその低い弾道の打球は、ぐんぐん伸びて左中間スタンドの最前列に飛び込んだのです。ほんと、呆れるしかないホームランでした。
でも1.6億ドルの投手は怯みません。後続の左打者二人を150㎞を超えるアウトローの速球で見逃し三振に仕留めゲームを締めました。

そして、田中将大投手のメジャーリーグ投手部門の成績は次のようになりました。
勝ち数(W):10 (1位) ※同1位 MARK BUEHRLE/TOR
勝率(ERA):2.02 (3位) ※1位 JOHNNY CUETO//CIN 1.85
QS数:13 (1位)
投球回数(IP):93.2 (6位) ※1位 JOHNNY CUETO//CIN 102.0
奪三振(SO):103 (6位) ※1位 DAVID PRICE/TB 111
WHIP:0.94 (3位) ※1位 JOHNNY CUETO//CIN 0.77

この試合、田中投手と並んで惚れ惚れしたのが、Yankees主将 遊撃手DEREK JETER選手の守備です。まるで打球の方向を知っていたかのように打球に追い着き、危なげのない捕球動作から安定したスローイングに移り走者をアウトに仕留めます。解説の梨田さんは、基本練習の賜物と評されていましたが、まさに守備のテキストです。
名手は、守備動作が確実に行える位置で打球を捕球し、スローイングに移る一瞬の合間に、間(ま)を取って正確無比なスローイングを実現しているのです。
そしてバリバリの名手JETER選手が、今季限りで引退してしまうという事実に、今更ながら寂しさを覚えました。

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