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映画『オッペンハイマー』を観ました。

”nearly zero(ほぼゼロ)” 先週、映画『オッペンハイマー』を観てきました。期待に違わぬ、クリストファー・ノーランの映画でした。 ノーランは、オッペンハイマーという人物の上昇と転落の物語を通じて、科学者の、もっといえば人間の、探究欲や嫉妬心にはブレーキが利かないという、...

2014年4月6日日曜日

マー君の初登板、ワクワクしながら観ました。

田中将大投手のメジャー初登板の試合は、初回のみLIVEで観ました。
ヤンキースが2点を先取した後の1回裏、
先頭打者Cabreraへの初球は、149㎞/hの速球を低めに決めてストライク
でも三球目の変化球が甘く入り、Cabreraが強打した打球は恐ろしく伸びて右中間スタンドに飛び込みました。日本でなら長打になってもホームランは無いわなぁと呆れます。
二番Rasmusも初球を逃しはしませんでしたが、打球はボテボテの一塁ゴロとなり、田中投手が一塁に入って1アウト。これで落ち着きを取り戻すだろうと期待していた通り、三番Bautista、4番Encarnacionを連続三振に仕留めます。

そして仕事の途中、田中投手が勝ち投手となったことを聞きました。
夜、試合結果をニュースで見ると、田中投手は、2回裏にも下位打者に捕まって三連打を浴び逆転を許します。でも3回からは得点を許さず、7回を投げ勝利投手の権利を持ってマウンドを降りました。

元メジャーリーガー吉井理人氏の解説を読みました。
三回までは、捕手の変化球主体の慎重すぎるリードが裏目に出た様子です。どんなに素晴らしい変化球があったとしても、速球がなければ一流のメジャーリーガーは押さえることが出来ません。ましてこの日は変化球が高めに浮くケースが多く、その球を痛打されました。しかし四回から、田中投手は速球主体の投球スタイルに修正し、以後Bue Jays打線を翻弄します。

そして田中投手は、Yankees打撃陣の援護射撃と、守備では好守に助けられ、初登板でクオリティ・スタート(先発投手が6イニング以上を投げ、かつ3自責点以内に押さると記録され)を達成し、かつ初勝利を手にします。この勝利は、日米通算100勝目となり、かつレギュラーシーズン日米通算29連勝目となりました。

田中将大投手の投球成績
勝利(W):1
負け(L):0
防御率(ERA):2.57
先発登板数(GS):1
投球回数(IP):7.0
失点(R):3
自責点(ER):2
投球数(PIT):97
被安打(H):6
四球(BB):0
死球(HBP):0
奪三振(SO):8
投球回あたり与四球・被安打数合計(WHIP):0.86
クオリティ・スタート(QS):1
QS%:1.00
一打席あたりの投球数(P/PA):3.59
イニングあたりの投球数(P/IP):13.9

MLB Player Pitching Stats - 2014
(http://espn.go.com/mlb/stats/pitching/_/order/false)

見逃してはならないのが、イチロー選手の活躍です。
メジャー14年目にして、開幕試合に出場できなかったイチロー選手ですが、前日の試合から出場し2安打でチームの初勝利に貢献、この試合も3安打と勝利に貢献しました。
何より素晴らしいのが走力です。3回表二死二塁から打った当たりはセカンドゴロ、これが内野安打となったのです。際どいタイミングでアウトとなった判定に、ジラルディ監督がビデオ判定を求め、その結果セカンド内野安打となりました。
そして続くソラーテの左中間ツーベースで、イチロー選手も生還し、Yankieesは逆転します。
イチロー選手は、開幕当初5番手の外野手という扱いでしたが、この調子を維持していけば必ずやYankieesの勝利に欠かせない選手と認知されるでしょう。そして定位置、一番ライトのポジションを奪い取り、全盛期の活躍を見せてくれること、願って止みません。

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