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映画『オッペンハイマー』を観ました。

”nearly zero(ほぼゼロ)” 先週、映画『オッペンハイマー』を観てきました。期待に違わぬ、クリストファー・ノーランの映画でした。 ノーランは、オッペンハイマーという人物の上昇と転落の物語を通じて、科学者の、もっといえば人間の、探究欲や嫉妬心にはブレーキが利かないという、...

2010年10月10日日曜日

「目には目を」は、私たちを盲目にする - マハトマ・ガンジーの警句

平成22年10月9日(土)、Googleは、ジョン・レノン生誕70周年記念動画ロゴを制作し掲載した。

※動画ロゴは、10月10日削除された。

ソロ・シンガー?となったジョン・レノンの1番印象的な曲は、”Imagine”であったが、
今日、PVを観ていて、ある”Happy Christmas (War is Over)”の動画に目が留まった。

投稿者が動画埋め込みを無効にされているので、動画表示のアドレスを掲載する。

http://jp.youtube.com/watch?v=s8jw-ifqwkM

動画の最後に、『非暴力・非服従』を提唱し、その思想でインドをイギリスからの独立に導いたマハトマ・ガンジーの、あるメッセージが記されていた。

An eye for an eye will make us all blind
「目には目を」は、私たちを盲目にする

原理主義者や大国のエゴに共通する、破壊的な教理への警句である。

2003年制作のビデオメッセージは、『9.11』に端を発する、憎悪の連鎖と大国の無法への警告として、ガンジーの警句を引用したのだと理解する。
しかし、私はこのビデオメッセージを、『明日の、私達への警告』として観た。

20世紀の後半、世界の中で極めて安全で平和な国『日本』といわれた、あの『日本』はどこへいってしまったのか。
90年初頭、『Rising Sun』と称された日本は、その後、滑落するが如く凋落し、時の政治家がソフトランディングを模索したが、その様な余力、自力は無かった。
日本の衰退は、世情不安を増長し、あるものは暴力に訴え、またあるものは無関心を決め込む。

70年代の旗印『Love and Peace』、今もう一度、掲げてみてはどうだろうか。
『暴力』や『無関心』ではなく、『慈愛』や『変革』のために行動してみてはどうだろうか。

その一歩は、小さいものかもしれない、しかしいつか大きな潮流を招く一歩になるかもしれない。
行動しなくてはならない、そう思う。

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