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映画『オッペンハイマー』を観ました。

”nearly zero(ほぼゼロ)” 先週、映画『オッペンハイマー』を観てきました。期待に違わぬ、クリストファー・ノーランの映画でした。 ノーランは、オッペンハイマーという人物の上昇と転落の物語を通じて、科学者の、もっといえば人間の、探究欲や嫉妬心にはブレーキが利かないという、...

2014年2月16日日曜日

ジャンプ男子ラージヒル個人・決勝

今朝の二時トイレで起きた後、そのままジャンプ競技をテレビで観ました。
ワールドカップポイント保持者で前日の予選を免除された葛西選手は、1本目48番目の滑走でした。1本目は最長不倒139.0mの大ジャンプでした。しかし、1本目首位に立ったのは50番滑走のポーランドのKamil STOCH選手でした。葛西選手と同じく最長不倒139.0m、しかし飛型ポイント、そして風ポイント が2.8ポイントの差を生みました。

そして2本目が始まりました。2本目に進んだ30名の選手の滑走が始まりました。
前半に飛んだロシアの選手が、ヒルサイズ140mをはるかに超える144.5mを飛びました。波乱の幕開けです。飛び出しゲートが一段下がりました。それでも向かい風は止まず、さらに一段ゲートが下がり、130m越えがメダルへの到達点となりました。

29番目、葛西選手がメダルを賭けて滑走しました。低く飛び出し、それは糸で引っ張られる様な鋭い飛翔でした。微動だにしない、そして着地、テレマークを決めました。
二段ゲートが下がった後の最長不倒133.5mの見事な大ジャンプでした。そして最終滑走のKamil STOCH選手のジャンプを待ちます。そして滑走が始まります。空中で少し飛型の乱れがありました。それでも距離を伸ばします。132.5mでした。思わず「勝った!」と思いました。歓喜しました。テレビ画面には電光掲示板を凝視する葛西選手が映ります。しかし次の瞬間、思わず天を仰ぎ、残念そうに微笑む姿に変わりました。

1位 POL Kamil STOCH
Round1:143.4p(距離:85.2p(139.0m) 飛型:58.5p ゲート:33/0.0 風:0.03/-0.3)
Final:135.3 p(距離:73.5p(132.5m) 飛型:56.0p ゲート:31 / 7.6 風:0.17 / -1.8)
Total:278.7p

2位 葛西紀明
Round1:140.6 p(距離:85.2p(139.0m) 飛型:57.0p ゲート:33/0.0 風:0.15 / -1.6)
Final:136.8  p(距離:73.5p(133.5m) 飛型:55.5p ゲート:31 / 7.6 風:0.15 / -1.6)
Total:277.4p

葛西選手は、限りなく金に近い銀に輝きました。

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