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映画『オッペンハイマー』を観ました。

”nearly zero(ほぼゼロ)” 先週、映画『オッペンハイマー』を観てきました。期待に違わぬ、クリストファー・ノーランの映画でした。 ノーランは、オッペンハイマーという人物の上昇と転落の物語を通じて、科学者の、もっといえば人間の、探究欲や嫉妬心にはブレーキが利かないという、...

2015年5月13日水曜日

次男の仕事始めに、野球の素晴らしさに出会いました。

国恩祭の間、一本松連中と会食していた時にこんな話題が登りました。
連中が勤めている、役所でも、また大手企業でも、入社したばかりの若い人が数年も経たない内に簡単に辞めてしまうと云う話です。早い者なら、入社して一週間も経たぬ間に出社拒否に陥って辞めてしまいます。
大方の退職理由は、「仕事の不満」と「人間関係の不満」です。相談を受ければ納得できる理由もあるでしょうが、多くの場合は「我慢の無さ」と「身勝手さ」が真因である様に思います。

雇用する側にとって、時間と費用を掛けて採用した金の卵の若者を、さあこれから戦力として育てていこうとする矢先に辞められてしまうという事は、採用するのに掛かった時間や費用ばかりか、これからの事業計画まで台無しになってしまうと云うことです。

そして、だからスポーツ経験者、特に野球などの団体スポーツの経験者を優先して採用する傾向にあるという話が出ました。
スポーツ経験者は、体力があり、辛抱強い。また上手くなろうという向上心と上下関係の分別を備えているなど、OJT(オンザジョブトレーニング)を無事に乗り切り、独り立ちしてくれる期待が高いのだと思います。
それに加えて、団体スポーツの経験者は、自分の置かれている立場や役割を理解して、チームの一員としてチームの為に働いてくれるという期待があるのだと思います。

次男が仕事に就いて一ヶ月が経ちました。家族の前では、御多分に洩れず「しんどい」とかブツブツと不満を漏らしもしますが、それでも毎日仕事に出かけています。
そんな次男が、会社でこんな事があったと嬉しそうに話してくれました。
会社の上の人が、次男を知っていると話しかけてきたと云うのです。
その上司の方は、次男が小学生時代の少年野球大会で対戦したチームの監督をされていたそうで、一生懸命に野球をしていた次男の姿を覚えていると話をされたそうです。
次男は、6年生で主将となった少年野球チームがなかなか勝てなずに、いつもプレッシャーを感じていました。それが最後の大会で、チームは一丸となり次男もプレッシャーを感じさせない活躍を初めて見せてくれました。三試合を一人で投げ抜き自責点0、優勝には届きませんでしたが、次男にとっても家族にとっても晴れ晴れしい思い出となったあの試合が、なんと偶然にも、次男の上司の方にとっても懐かしい思い出となっていたというのです。
次男にとって、なんとも照れくさくもあり、また誇らしくもある出会いであったと思います。次男には、こんな貴重な出会いを大切にし、人の温かいまなざしや期待に応えられるように、仕事に精進して欲しいと思います。

そして、あらためて、野球って、野球繋がりって素晴らしいなぁと思います。

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